八日目の蟬、、
、、、、賢者ァァァァァァァァ
2017年6月8日午後15時43分、
賢者(ペンネーム)がイってしまった。。。
いつも優しいやつだった。。
でも、たまに人知れず物静かになるやつだった。。
オナキニストたちのグループチャットには、膝と顔を床にすりつけた賢者の姿とすっかり丸め来られたティッシュの塊(通称「賢者の石」)の画像がシェアされる。
チャレンジ八日目。
一週間をなんとか全員が乗り切り、一瞬の隙が現れるその時だった。
それはまるで2014年ブラジルW杯最終予選、
後半開始直後にアルジェリアのブッケーラによってフリーキックを決められて、W杯初出場の機会を直前で逃した、サッカーブルキナファソ代表のようだろう。
涙ながらにブリダを後にしたブルキナファソのサポーターたちも、当時こんな心境だったのだろうか。
(写真はザンビア代表)
二週間目の立ち上がり早々、
勢い余って自ずから立ち上がってしまった、賢者のマジックスティックに魔物が宿った悲しい事件だった。
、、、感傷に浸るのもつかの間、
法を犯したものたちに情けはない。
我々に言い渡された刑罰は、
断食っっっっっっ!!!
神に誓って立てた絶対不可侵の律法に則り、我々に課されるのは食の断絶。
食の誘惑でまみれた現代社会において大学生にそんなことが可能なのだろうか。
しかしやらなければならない。
やるものは1%を持って100%をやるのである。
「にいちゃん、、ドロップ、、」
否!
甘えは許されない。
腐った習慣を断ち切るには確固たる意志が必要だ。
水以外の食物は一切禁止。
当然豆乳もスムージーもなしだ。
しかし、私たちは顔を上げなければならない。
仲間の罪は全員で償うのが漢たるもののルールである。
それは誰一人として損なうことなく、
「自分を成長させたい、、」
その目標を成し遂げるため。
若干一名、「賞味期限今日までの鶏肉パパッと食っちゃいますね☺️」と言って不穏な空気を投げ込んだひょうきんな仲間を横目に、私たちは腹をくくろうじゃないか。
一ヶ月後に全く新しい自分(内にも外にも)を鏡に映すため、
我々の挑戦は続く、、